昨日、「マニアエキスポ2008」が開催された万博記念公園。
言わずと知れた、1970年の「日本万国博覧会」の会場跡地です。
同じ会場跡地であるエキスポランドへは、数え切れない程
訪れていますが、道路を挟んで北側にある記念公園には、
数年前に開催された「マニアエキスポ」で初めて訪れました。
「万博大好き」を標榜していながら、跡地の現状を
書籍くらいでしか、知らなかったワケです。
と言うことで、昨日のレポートの続き。
「マニアエキスポ」のトークライブに、まだ時間が有ったので
今回は、ほとんど歩いた事のない西側を訪れてみました。
写真は撮らなかったんですが、園内を循環する汽車型のバスに乗車。
料金が3種類あって、特定の停留所で降りる場合は100円で、
園内1周する場合が250円。一日乗り放題が500円…だったかな?
出発直前だったので、ろくに説明聞いてなかったです…(^^;ゞ
約15分ごとに、園内を時計回りで運行しているようです。
非常にスロースピードなので、降りたい停留所があれば、
到着直前で手を上げて伝えるだけで、すぐ止めてもらえます。
(何故か公式サイトにも、このバスについての詳しい案内が無い。)
出発して1つ目の停留所「ソラード前」で下車。
空中観察路「ソラード」。自然観察学習館の横に、入り口となる
木登りタワーがあります。
終点の展望タワーまで約300メートル。高さは約10メートル。
近くを通る道路や園内イベントの騒音も、ココではほとんど聞こえず、
鳥の声・木々のざわめきを聞きながら、ゆっくり散歩が楽しめます。
所々、トンネルのように木々に覆われている場所もあったり、
途中で深い森へ降りられる階段があったり、
ちょっとした「インディ・ジョーンズ」気分に…
「ソラード」終点には展望タワーが立っています。
高さ19mですが、千里丘陵の高さを含めると約90メートル。
このような絶景が広がります。
そろそろ時間なので、鉄鋼館へ。
遊歩道を歩いていると「森の足湯」が有りました。
万博公園内の間伐木から得られる、木質バイオマスエネルギーの
利用による発電機「スターリングエンジン」で発電したの際に得られる
熱エネルギーで園内を流れる地下水を温め、足湯に利用しているそうです。
ちなみに「スターリングエンジン」は、この足湯から少し東へ
進んだ所にあります。
料金は無料ですが、体験時間は10分間。
玄関前で待っていれば、係員が人数分の整理券を配ってくれます。
足拭き用のタオルは持参していなくても、ココで販売されています。
(一枚100円)
足湯からの眺め。
見えているのは、もう1つの足湯「華の足湯」。
これは基本的に、お客さんで混み始める昼過ぎに開放されるそうです。
どうせなら、こっちに入りたかったなぁ…
本物の温泉ではないものの、森の風を受けながらの足湯は
非常に気持ちよく、歩き疲れた身体もすっかり癒されました。
38年前の『未来都市』が、こんなに深い森に生まれ変わったんですね…
散策中にこんな物も発見。
エアドームで有名だったパビリオン『アメリカ館』の跡地を示す記念碑。
鬱蒼と茂る森の中に有り、記念碑と言うよりも、さながら墓標のよう…
広大な園内には、数箇所にこのような記念碑が点在しています。
万博当時と現在の園内地図を片手に巡ってみるのも良いかも。
ただ、かなりの時間と体力が必要だろうなぁ…